
なんでそこまでして?―子ども食堂を続ける理由
2025年09月09日 00:18
池田真市(子ども食堂基金)
「寄付が足りない月は、自分の給料から出しています」
「光熱費は助成の対象外だから、結局は自腹です」
「子どもの“今日ごはんある?”という顔を見ると、やめられないんです」
子ども食堂の運営者から、こんな言葉をよく耳にします。
実際に、年間で30万〜50万円以上を負担している方も珍しくありません。
それでも彼らが続けるのは、どうしても手放せない思いがあるからです。
目の前の子を救いたい
「給食がない日は、バナナ1本しか食べていない子がいた」。
そんな現実を知ってしまえば、財布よりも子どもの空腹を満たすことが優先されます。
一日のごはんを支えるかどうか、その切実さが行動の理由になっています。
恩返しの思い
子どもの頃、誰かに助けられた経験を持つ人も少なくありません。
「ご近所さんがご飯を分けてくれた」「誰かが気にかけてくれた」。
その温かさを、次の世代へ返したい――その気持ちが原動力になっています。
居場所を守る責任
子ども食堂は、単なる食事の場ではありません。
学校や家庭に居場所を見つけられない子が、安心できる「もうひとつの家」。
「ここがなくなったら帰る場所がない」と知っているからこそ、運営者は赤字でも続けるのです。
信じる未来があるから
「一度の食事が、その子の人生を支えるかもしれない」。
すべての子どもを救えなくても、目の前の一人を支えることには確かな意味があります。
その信念が、子ども食堂を動かし続けています。
運営者が自腹を切るのは、合理性では語れません。
それは「子どもを飢えさせたくない」という願いと、「未来を信じたい」という強い思いです。
だからこそ私たち「池田真市 子ども食堂基金」は、善意だけに頼らず、安心して続けられる仕組みを整えていきたいと考えています。
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