
毎日できなくても、意味がある ― 子ども食堂の現実と希望
2025年09月10日 03:00
池田真市(子ども食堂基金)
「子ども食堂は毎日やっているんですか?」
そう聞かれることがあります。
本当は、毎日でも開きたい。
けれど現実には、多くの子ども食堂は月に1回や隔週の開催です。
人手も食材も限られていて、会場だって毎日は借りられません。
資金不足や担い手不足といった課題に直面しているからです。
それでも、子ども食堂には大きな意味があります。
「ここに来れば温かいごはんがある」
「誰かが自分を待っていてくれる」
そんな安心が、子どもたちにとって心の支えになっています。
実際に現場では、食事を楽しむだけでなく、宿題を見てもらったり、大人に話を聞いてもらったりする光景があります。
月に一度でも「居場所がある」と思えることが、子どもたちの力になるのです。
そしてもし支えが広がれば、開催回数を増やすことだって夢ではありません。
企業や地域の協力が加われば、もっと安定して続けられるようになります。
毎日じゃなくても意味がある。
小さな一歩が、大きな力に変わる。
その積み重ねが、子どもたちの未来を支えていきます。
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