この基金は私、池田真市が立ち上げて、代表を務めています。
私は福岡を拠点に活動し、長年インターネット事業に携わってきました。
子どもだった自分が、ある時に多くの支援に支えられてきた過去を振り返る機会がありました。幼少期に受けた支えへの恩返しとして、未来を担う子どもたちに温もりを届けたい。そんな想いから、子ども食堂支援を重点とした活動を始めたいと考え、2025年8月に公益財団法人パブリックリソース財団内に基金を設立しました。
子どもの頃、私はいじめを受けていました。同時に生活はとても苦しく、電気やガス、水道が止まる日もありました。母はほとんど帰ってこず、父の帰宅も深夜だったため、家ではいつもひとりで過ごしていました。
小学校の給食費も、ちゃんと払えていたのか分かりません。中学校では給食がなく、お弁当も用意できず、毎日パンだけを持って通っていました。そんな生活ですから、修学旅行の積立金も払えていませんでした。どうしようもないので参加を諦めかけたとき、祖父が「自分は行けなかったから」と旅費を出してくれました。みんなと“同じ”でいられたことがどれだけありがたく思えたかを、今でも思い出します。
食べるものがない日もあり、同級生のお母さんが夕食に呼んでくれたこともあります。さらに、学校のお弁当がパンだけだった私を見かねて、手作りのお弁当を作ってくださったこともありました。
招かれた食卓の温もり、分けてもらったご飯の味。
そのすべてが、今も私の心に深く刻まれています。
家族でも親戚でもないのに支えてくれたそのお母さんの存在は、私にとって大きな心の支えでした。温かい食卓に招かれて「食べられた」ことが、どれほど心を救ってくれたか――。あの経験こそが、私の原点です。
つらい思いもしましたが、両親が私のために必死に働いてくれていたことには感謝しています。また、高校1年のときに父を亡くしましたが、短い年月の中で注いでくれた愛情と教えは、今も深く心に残っています。
思えば子どもだった私は、多くの人に助けられて生きてきました。あの頃の私を支えてくれた人たちのように、今度は私が子どもたちの「支え」になれたなら……。そんな思いを“かたち”にしたのが、この基金です。
この基金は始まったばかりです。
実は昔から、私には「子どもたちのために何かしたい」という思いが、心の奥にずっとありました。でも、日々の生活や仕事に追われる中で、その思いは長いあいだ眠ったままでした。
そんなある日、ふと気づいたのです。
考えているだけでは、子どもたちの状況も自分も、何ひとつ変わることはありません。だからこそ、行動に移すことを決めました。けれど、仕事をやめるわけにはいきません。ここで稼ぎ出したお金を、子どもたちのために使いたいと思っていたからです。
本業を続けながら、子どもたちを支えるには?
広く、確実に、支援を子どもたちに届けるには?
その答えは、「基金設立」だと考えました。
基金の管理・運営は財団が責任を持ち、私は資金拠出と広報を通じて現場で活動する団体と連携し、共に子どもたちの未来を支えていきます。
誰しもが、食事をご馳走になったことがあると思います。
今度は私たちが、子どもたちへと届ける番です。あなたからのご支援が明日の食卓と笑顔を生み、子どもたちの未来をやさしく照らします。


当基金は、ロイヤル コペンハーゲンのコレクションを所持しております。1908年から2025年までのイヤープレート全118作品を揃えた、世界的にも稀少なコレクションです。
深いロイヤルブルーに雪景色が浮かび上がるプレートは、地域の文化センターや美術館、ホテルロビー、企業のCSRイベントなどの幅広いシーンでご活用いただける気品あるコレクション。来場者の目を惹きつけ、SNSや口コミで話題になるような、心に残るひとときを演出します。
また、本コレクションのレンタル料金は、子ども支援に使われます。社会貢献を兼ねた展示会であることを、当団体からも発信させていただきます。
※写真はイメージ画像です。
ご関心をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。
本コレクションには、唯一無二だと言い切れる希少性があります。
1. 稀少な全年度コンプリート
特に戦時中の作品や初期作品は製造数が極めて少なく、完品現存はごくわずかです。
2. 歴史と文化を映すデザイン
毎年、その年の冬景色やクリスマス風習を描写。単なる芸術品ではなく、100年以上人々に愛され続ける文化資料を兼ねています。
3. 唯一無二の美術的価値
熟練職人が手作業で成形・絵付けした品であり、作品ごとに異なる表情を持っています。
4. 再生産不可能な限定品
原盤は製造後に破棄されるため、同じデザインの再生産は不可能。時間の経過とともに価値が増していくコレクションです。
5. 格式あるブランドの知名度
ロイヤル コペンハーゲンは、デンマーク王室御用達。世界中の美術館にも所蔵されており、歴史あるブランドとして広く知られています。
このコレクションは、基金の設立者・池田真市の所有物でもあります。20年以上かけて収集してきた数々の品は、私にとっての人生の記録であり、大切な宝物でもあります。
けれども今は、その価値を社会に還元し、未来ある子どもたちの「食」を支える力に変えたいと考えています。そこで「池田真市 子ども食堂基金」充実のため、できることのひとつとして貸し出しを始めました。
ロイヤル コペンハーゲン全作品を一堂にご覧いただける機会は、極めて貴重です。歴史と美、そして社会貢献への想いを共有できる特別な体験の機会を、ぜひご提供ください。
たとえば、このような場所への展示はいかがでしょうか?
●ホテルロビー
テーマはクリスマス! 冬の集客イベントに最適。SNS映えも。
●百貨店
来場者の滞在時間・回遊性が向上し、売上につなげるための導線上に。
●文化施設・学校
地域イベントの中核になりうる希少性。歴史・アート教育の入口として。
文化教育・集客・子ども支援といった多くの目的を一度に達成できます。
●貸し出し先
美術館、ギャラリー、百貨店、ホテル、企業イベント、文化施設、教育機関等
●期間
応相談
●展示方法
壁面展示/ショーケース展示/特設ブースなどが提案可能
●レンタル料金
応相談
※収益は「池田真市 子ども食堂基金」への寄付となります。